3Dプリンターで自分そっくりの「フィギュア」を 東京
(CNN) 自分の分身が欲しい人は東京でその夢が叶いそうだ。大きさ以外は、服のしわや髪の毛までそっくりの自分の「人形」を作ってくれるスタジオがある。ただし期間限定だ。
「OMOTE 3D SHASIN KAN(オモテサンドウシャシンカン)」は、2カ月間限定の3D写真スタジオ。小型の3Dスキャナーで全身をスキャンした後、3Dプリンターを使って細部まで精巧に再現されたプラスチック製の小さなフィギュアを作ってくれる。
このプロジェクトは東京・表参道のギャラリー「EYE OF GYRE(アイ・オブ・ジャイル)」で開催される写真展の一環として行われるもので、期間は11月24日から1月14日まで(同プロジェクトのウェブサイトから予約が必要)。仕掛け人はニューヨークと東京に本拠を置き、広告などを手がける「PARTY」だ。
サイズは10センチ、15センチ、20センチの3種類あり、価格は2万1000円~4万2000円。少々高いが、小さな彫刻をオーダーすると思えばリーズナブルな価格だろう。
全身をスキャンするのに15分ほどかかるので、ポーズは無理のないものを選ばざるを得ない。じっとしていられない小さい子供やペットの撮影も難しい。
ファーのようなふわふわした素材や水玉模様などの細かい柄の服、エナメル革のような光る素材、イヤリングや眼鏡、かばんのような小物は、データの取り込みや再現が難しいため着用不可だ。完成には1カ月ほどかかるという。
また、同じモデルのものを多数注文すれば1体当たりの単価はもっと安くなる。車や自宅やオフィスのそれぞれに置いてもいいし、クリスマスプレゼントにもよさそうだ。