スーパーボウル、試合中に突然停電の椿事 米NFL
(CNN) 全米が注目する第47回スーパーボウルの舞台、米ルイジアナ州ニューオーリンズのスーパードームが3日、試合中に突然の停電に見舞われ、約35分にわたって試合が中断するハプニングがあった。
ボルチモア・レーベンズがサンフランシスコ・フォーティナイナーズを28―6でリードして迎えた第3クオーター。スタジアム上層階の照明が突然消えた。
約10分後、照明は間もなく復旧すると場内アナウンスがあり、その後徐々に照明が戻り始めた。
この間、選手たちはフィールドに残り、雑談やストレッチなどをしながらゲームの再開を待った。観客もほとんどが指示に従い、座席を離れなかった。
米プロフットボールリーグ(NFL)が運営する専門チャンネルNFLネットワークの記者は、ツイッターに写真を投稿し、「外側の照明が完全に消えている。ものすごく異常だ」とコメントした。
周辺一帯に電力を供給している電力会社エンタジーの広報は、停電が起きたのはスーパードームのみだったと説明、「ドームへの電力は供給していた」「ニューオーリンズへの電力供給に問題はない」と話した。
試合を中継していたCBSテレビによると、試合は約35分後の現地時間午後8時10分に再開された。NFLは、「スタジアム関係者が停電の原因を調べている」との談話を発表した。
このハプニングにフォーティナイナーズが勢い付いた様子で、第3クオーターが終わるまでに28―23まで追い上げた。