サッカーの14年W杯でゴール判定の新技術採用、FIFA

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南アフリカで2010年に開かれたW杯のイングランド対ドイツ戦では、イングランドの明らかなゴールが認められない誤審があった

南アフリカで2010年に開かれたW杯のイングランド対ドイツ戦では、イングランドの明らかなゴールが認められない誤審があった

(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は21日までに、ゴール判定で審判を補助する最新技術をブラジルで来年開かれるワールドカップ(W杯)本大会で採用すると発表した。今年6月に同国で開催される国際大会のコンフェデレーションズカップでも使用する。

導入される新技術は、複数の映像からボールの着地点を解析する「ホークアイ」と、ボールに埋め込んだマイクロチップとゴール周辺の磁気波を組み合わせてゴールを判定する「ゴールレフ」の両方式。

日本で昨年末に行われたクラブW杯で試験され、成果があったとしている。ホークアイはテニスのウィンブルドン選手権で既に使われている。ゴールと判断された場合、審判の腕時計に暗号化された信号が送られる仕組み。ゴールレフはドイツで開発された。

FIFAはこの2方式以外のシステム採用も検討しており、今年3月半ばまで審査する計画。採用の是非などの最終決定は4月に下す見通し。

南アフリカで2010年に開かれたW杯のイングランド対ドイツ戦では、イングランドの明らかなゴールが認められない誤審があり、FIFAによるゴール認定の新技術導入に弾みを付けていた。

ただ、欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長は、ホークアイなどが使われるならオフサイドやハンドを判断する新技術の導入も必要になるなどの理由で反対の立場を表明している。UEFAが主催するチャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグの両国際大会では追加の審判をゴールネット裏に配し、ゴール認定を助ける方式を導入している。

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