ピストリウス容疑者、殺意を否定 恋人射殺の経緯を供述

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オスカー・ピストリウス容疑者=2011年8月

オスカー・ピストリウス容疑者=2011年8月

南アフリカ・プレトリア(CNN) 南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)が恋人を殺害した罪に問われた事件で、同容疑者の保釈を巡る審理が19日に開かれた。ピストリウス容疑者は宣誓供述書の中で「恋人を殺すつもりはなかった」と述べ、殺意を否定した。

弁護団が読み上げた宣誓供述書によれば、ピストリウス容疑者は13日夜、リーバ・スティンカンプさん(29)とともに時間を過ごし2人は就寝。14日未明になり、バルコニーの扉を閉めようと起きた容疑者は、バスルームで物音が聞こえたため、何者かが侵入したと判断した。ベッドの下から短銃を持ち出して、ドアごしにバスルームに向けて発砲。義足は付けておらず、暗闇の中で恐怖を感じて電気を付けることもできなかったという。

その後スティンカンプさんが寝ていたはずの場所に声をかけて初めて事態を察知。施錠されていたドアを破ってバスルームに入り、スティンカンプさんを抱き上げて階下に運んで助けを呼んだ。

「私はリーバを助けようとしたが、彼女は私の腕の中で死んだ」とピストリウス容疑者は述べ、「なぜ私が殺人の罪に問われるのか、ましてや計画殺人の罪に問われるのか分からない」「私たちは深く愛し合っていて、これ以上ないほど幸せだった」と供述している。

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