ピストリウス被告、公式練習へはまだ復帰せず
(CNN) 2月に恋人の女性を射殺した疑いで訴追され、現在保釈中の南アフリカの両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス被告について、同被告のおじは4日、「まだいかなる公式の練習にも戻っていない」と語った。
おじのアーノルド・ピストリウス氏は報道発表のなかで、「将来的な影響があるかもしれないが、これはオスカーが1人で決めることだ」とし、「現時点でオスカーは心に非常に大きな傷を負った状態にあり、我々(周囲の)みんなに対し、この段階でそれ(練習復帰)をする気も、それについて考える気もないということをはっきり示した」と述べた。
ピストリウス被告をめぐっては3月28日、裁判所が保釈条件を緩和して海外渡航を認める判断を下しており、8月の世界陸上競技選手権大会への出場への可能性もあるとされている。
アーノルド氏によれば、ピストリウス被告は保釈条件が緩和されて以降走ってはいるものの、「外出する決心をするのにも大きな困難が伴う」状態が続いているという。
ピストリウス被告は2月14日に自宅の浴室で恋人だったモデルの女性を計画的に殺害したとして、訴追されている。