M・ジャクソンさんの遺体写真、裁判で公開
ロサンゼルス(CNN) 2009年に急死した米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの親族が、当時予定されていたコンサートの主催者、米AEGライブに損害賠償を求めている裁判で、親族側の弁護士は7日、陪審員らに検視時の遺体写真を見せた。
写真には、裸の状態で検視台に横たわるジャクソンさんの姿が写っていた。
同日の審理では、ジャクソンさんの専属医に心臓専門医であるコンラッド・マレー医師を選任したことを巡り専門家が証言。ジャクソンさんは薬物依存や睡眠障害の問題を抱えたことはあるが、心臓や心血管系の病気はなく、マレー医師を選任したことは「適切ではなかった」と語った。
前日の6日には、ジャクソンさんの検視を担当したクリストファー・ロジャース医師が証言。同医師は11年、ジャクソンさんの専属医だったコンラッド・マレー医師が過失致死で有罪となった裁判でも証言した。今回の証言では前回と同様の内容に加え、ジャクソンさんが唇にピンク、眉に黒っぽいタトゥー(入れ墨)を入れていたことを明らかにした。額にもウィッグに合わせたとみられる黒いタトゥーがあったという。
ジャクソンさんは生前、肌の色が80年代以降白くなったことについて「尋常性白斑」という病気で色が抜けたと説明していた。検視の結果、この病気が確認されたことも分かった。