メッシ、修正申告で13億円近く納税か 脱税告発受け
(CNN) サッカーのスーパースター、リオネル・メッシ選手(26、アルゼンチン)と父親に浮上した脱税疑惑で、スペイン・バルセロナの検察当局は27日までに、同選手が2010~11年分の納税額として1000万ユーロを支払ったことを明らかにした。
現在の為替相場では約12億8000万円相当。同検察当局の報道担当者はCNNの取材に、今回の支払いとは別に07~09年分のメッシ選手の納税額に関する捜査は続行すると述べた。
同選手の弁護士事務所は25日、メディアによる電話取材には応じないと述べた。
検察当局は、脱税疑惑に関する和解を図るための接触をメッシ選手の弁護士からこれまで受けていないと語った。和解が成立するためには、メッシ選手が罪を認め、未払いの納税分と未払い分の2~6倍の罰金を納めることが条件とも説明した。この追加の支払い分は1200万~2800万ユーロとなる。
メッシ選手が今回支払ったとする1000万ユーロがこの未払い分の一部なのかは不明。
脱税疑惑に関して同選手と父親ホルヘ・オラシオさんは今年9月17日に出廷の予定。
疑惑は今月中旬に発覚し、CNNが入手した検察提出の法廷文書は2006~09年の間、不正な納税申告を行い500万米ドル以上脱税したなどと主張していた。現在の為替相場では約4億9000万円相当。
同選手は交流サイト「フェイスブック」で疑いを全面否定する声明を発表。「メディアを通して初めて知り、驚いている。いかなる違反行為も犯していない」などと主張していた。納税は税理士の助言に従い行っているなどとも述べていた。
メッシ選手は、スペイン1部リーグのバルセロナ所属。