五輪金メダリスト松本薫、「柔道は日本人の心」
松本選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪で連覇を目指す。五輪での活躍は自分や柔道家を目指す子どもたちだけの夢ではない。
日本には夢のない子どもがたくさんいると松本選手は言う。自分も小学生のころには夢がなかったので、その不安は痛いほど分かると述べる。
だがオリンピックを通してスポーツを観戦することで、自分たちの夢を子どもたちと分かち合うことができる。そうすれば自分の夢を持てる子どもも増えるだろうと彼女は考える。
柔道一色の生活のなかで松本選手は、世界中のみんなが一度に微笑んだらどうなるだろうと考えていた時期があるという。
こんな夢を見る「野獣」には、世界中の誰もが笑いかけたくなるのではないだろうか。