ソチ五輪控え厳戒態勢、テロの可能性は
モスクワ(CNN) ロシア南部の観光地ソチは冬季五輪の開幕を1カ月後に控え、厳戒態勢が敷かれている。7日からはソチナンバーの車両や緊急車両、特別認可を受けた情報機関の車両以外はソチに入ることができなくなった。
空や海からの進入も制限され、ソチに入る際は全員が厳しい検問や身元チェックの対象となる。
昨年12月には南部のボルゴグラードで列車やバスを狙った爆弾テロが相次ぎ、多くの死傷者を出したばかり。
犯行声明は出されていないが、チェチェン共和国の独立を目指す勢力の犯行との見方が強まっている。
そうした中で国際オリンピック委員会のバッハ会長は、ロシアが冬季五輪の安全を守ることを確信していると強調した。
IHSジェーンの安全保障の専門家でロシア事情に詳しいマシュー・クレメンツ氏によると、オリンピックパークや会場、ソチと山間部の競技場を結ぶ鉄道などのインフラは、極めて厳重な警備に守られているという。