W杯優勝候補はブラジル、イングランドは望み薄 カペッロ氏
(CNN) ブラジルで今年6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会でロシア代表チームのファビオ・カペッロ監督(67)は29日までに、優勝候補の筆頭として地元のブラジルを挙げた。
これに次ぐ候補はアルゼンチン、スペイン、ドイツとし、コロンビアとウルグアイは手強い相手になる可能性を秘めたチームと分析した。
カペッロ氏はイタリア人で、過去にイタリアのユベントスやACミラン、スペインのレアル・マドリードなど強豪クラブを指揮し、名将との評価も持つ。代表監督も務めたイングランドについては、プレミアリーグの試合数の多さが原因でW杯に臨む選手には疲労感が残るとし、大会での躍進は見込めないと突き放した。
ブラジルについては試合を重ねるごとにチーム力が向上し、真の強さを身に付けていると指摘。個々の選手の質はいつものブラジル代表選手ほど最上ではないが、コンパクトな戦いができ、体力的にも強靱(きょうじん)と評価した。
アルゼンチンについては、大黒柱のスター選手、FWメッシが違いを見せ付けるプレーが出来る強みに言及。欧州勢ではW杯連覇を狙うスペインがトップだとし、ドイツについては「その理由はわからないが、いつもベスト4に入る」と安定した実力を認めた。
ブラジル大会にはロシアも出場する。