錦織、ジョコビッチを破り決勝進出 全米オープン
(CNN) テニスの全米オープンは6日、男子シングルス準決勝が行われ、錦織圭(日本)が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って決勝進出を決めた。
日本人選手が四大大会シングルスで決勝に進出するのは史上初。アジアの男子選手としても初の快挙となった。
試合は高温多湿の厳しい条件の中で行われた。第1セットは6―4で錦織が先取したが、第2セットは1―6でジョコビッチが圧倒。第3セットはタイブレークの末、錦織が7―6で奪った。錦織は第4セットでも勢いを維持し、6―3で押し切った。
錦織は「四大大会での準決勝は初めて。世界1位の選手とプレーするのは素晴らしい気分だった。とてもうれしい。厳しい条件だったが、長時間の試合は好きだ。決勝に向けて体を十分に回復させたい」と話した。
また「日本からの応援を感じる。日本は午前4時だが、たくさんの人がテレビで見てくれていると思う」と語った。マイケル・チャン・コーチとの関係は「非常にうまくいっている」とも述べた。
ジョコビッチは試合後、「気象条件は2人とも同じだった。錦織選手をたたえたい。私は思うような試合が全くできなかった」と語った。
もう一方の準決勝では、マリン・チリッチ(クロアチア)がロジャー・フェデラー(スイス)を6―3、6―4、6―4で破り、初の四大大会決勝進出を果たした。決勝は8日に予定されている。