CNN、ロシアでの放送を停止へ メディア規制の強化で
ロンドン(CNNMoney) 米タイム・ワーナー傘下のターナー・ブロードキャスティング・システムは、ロシアでのCNNテレビの放送を今年末に停止すると発表した。ロシアで最近相次ぎ成立したメディア規制を受けた措置。
ターナーは21年前にロシアでCNNの放送を開始。今年12月31日で放送提携先との契約を終了する。ただし、子ども向けチャンネルのカートゥーンネットワークとブーメランの放送は継続する。
ターナーは声明で「この市場に再び参入したい。サービス再開に関する進展があれば提携先に通知する」と述べ、できる限り早期に放送を再開する方針を示した。
放送停止後も、取材活動を行うモスクワ支局は維持する。
撤退の理由は今年に入り相次いで成立したメディア規制法だ。ウクライナ情勢を巡り欧米諸国との対立が続く中、ロシア当局はメディアへの統制を強めている。