同時テロに巻き込まれたロックバンド、再びパリで公演
今回の公演はオリンピア劇場で行われ、11月のテロで負傷した人や犠牲者の遺族など900人を含む2800人あまりが詰めかけた。バタクラン劇場は今も封鎖されたままとなっている。
会場では観客が感情を抑えられなくなった場合に備えて心療医30人が待機し、テロ再発防止のため厳重な警備が敷かれた。EODMは銃撃が始まった時に演奏していた「キス・ザ・デビル」の演奏を見送った。
同時テロで親友を亡くしたという観客は、「完璧だった。誰もが幸せでいたいと強く思っていたし、(EODMは)悲しむ時間を与えなかった。ほんのひと時だけでも忘れられてよかった」と話している。