シャラポワ、薬物違反で出場停止の暫定処分へ 女子テニス
シャラポワ選手は「数日前に全豪オープンでの検査が不合格だったという通知を受け取った。不合格は事実で、全面的に私の責任だ」と語った。
薬は10年前に不整脈とマグネシウムの欠乏を指摘された後、家族のかかりつけ医から別の名前で処方されていた。メルドニウムとも呼ばれていることは通知で初めて知ったという。
シャラポワ選手はまた「過去10年間、この薬はWADAの禁止薬物リストに載っていなかったため合法的に服用していた。1月1日に規則が変わったことを私は知らなかった」と強調した。
WADAは昨年9月の時点でこの薬をリストに加える方針を示していた。12月22日に届いたWADAからのメールには禁止薬物の一覧のリンクが記載されていたが、同選手は「クリックしなかった」という。
同選手は「とても大きな過ちを犯した。ファンの皆さんを失望させ、テニスの名誉を傷つけた」と反省の言葉を述べ、同時に「こんな形で競技人生を終わらせたくはない。再びプレーするチャンスが与えられることを心から願っている」と語った。