スパイス・ガールズの「ワナビー」、男女平等を訴えるテーマソングに
(CNN) 20年前に「ガールパワー」を合言葉に一世を風靡(ふうび)した英ポップグループ、スパイス・ガールズのデビュー曲「ワナビー」が、男女平等の目標達成に向けたキャンペーンのテーマソングとして生まれ変わった。
インドから南アフリカ、そして英国へ。世界各地を舞台に、女性たちが「私が本当にほしいのは」と歌い、踊っている。背景には「職業と賃金の平等」「児童婚の廃絶」と、女性たちの願い事を表した文字が並ぶ。
ビデオを制作したのは、国連が2030年までの達成をめざす17の「持続可能な開発目標(SDGs)」について、啓もう活動を展開している団体「プロジェクト・エブリワン」。
SDGsの5番目に掲げられた「ジェンダー平等」の実現に向け、女性たちに自分の望みを表現しようと呼び掛けている。
「ワナビー」の曲の最後には、願い事のプラカードを手にした女性たちの写真が映し出される。ビデオは今年9月の「国連持続可能な開発サミット」で、世界の首脳らに紹介される。