南北の体操選手が仲良く「自撮り」 リオの会場で
(CNN) リオデジャネイロ五輪に出場している2人の選手が、現代っ子らしい行動でオリンピック精神を体現してみせた。韓国と北朝鮮の女子体操選手がスマートフォンの「自撮り」で仲良く写真に収まり、その姿が話題を呼んでいる。
オリンピック憲章は、スポーツを「人類の調和の取れた発展」に役立てることをめざす。韓国のイ・ウンジュ選手と北朝鮮のホン・ウンジョン選手の自撮り場面は、まさにこの目標を象徴していた。
両選手は7日、リオ五輪アリーナでの会場練習に参加。イ選手が掲げたスマートフォンでの自撮りに、ホン選手が笑顔で応じる姿がみられた。
五輪初出場のイ選手に対し、ホン選手は2008年北京五輪の跳馬で北朝鮮の女子体操選手としては初の金メダルを獲得した実績を持つ。
韓国と北朝鮮は依然として朝鮮戦争の休戦中で、戦争状態は正式には終わっていない。南北間では長年にわたり緊張した関係が続いている。
Gymnasts from North & South Korea take a selfie together. This is why we do the Olympics. pic.twitter.com/Id44OuehN3
— ian bremmer (@ianbremmer) 2016年8月5日