バービー人形、最新版は「ホログラム」 会話で見た目も変化
ニューヨーク(CNNMoney) 米玩具メーカーのマテルは21日までに、人気の「バービー人形」シリーズの最新バージョンについて、実体のある従来の人形ではなくホログラムで浮かび上がらせた立体映像として提供することを明らかにした。デジタル技術を駆使した対話機能付きのモデルで、話しかける内容に応じてその場で見た目を変化させることが可能。今秋にも店頭に並ぶ見通しだという。
プラスチックのケースの中にホログラムとして映し出されたバービーは、電源を入れている間様々な動きを見せる。子どもたちがリクエストすれば、服のデザインや肌の色が変わる。
この「ハロー・バービー・ホログラム」は、このほどニューヨークで開かれた見本市に登場した。マテルによれば、ここでの展示内容は最終的な製品の機能の「ほんの一部」に過ぎないという。
デジタル映像化されたこれらのバービーはインターネットに接続して長い会話を楽しんだり、時刻や天気などの情報、さらにはダンスやヨガを教えてくれたりもする。
マテルはこれまでにも対話機能を搭載した人形の「ハロー・バービー」など、ハイテクを売りにしたモデルを投入してきた。最新作のハロー・バービー・ホログラムはこの流れを受け継ぐものと言えそうだ。同社の設定する価格は300ドル(約3万4000円)を切る水準となっている。