「バブル咲く木」で春を体感、ミラノにアート作品お披露目

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春をモチーフにしたインスタレーション。暗闇の中に立つ樹木からバブルが降り注ぐ

春をモチーフにしたインスタレーション。暗闇の中に立つ樹木からバブルが降り注ぐ

ミラノ(CNN) ミラノで今週開催中のデザインの祭典、ミラノ・デザインウィークに、春を表現するインスタレーションが展示されている。樹木をかたどった彫刻から蒸気の詰まったバブルが降り注ぎ、来場者は実際に触れて楽しむことができる。

インスタレーションの題名は「New Spring(新しい春)」。英国発のファッションブランド「コス(COS)」と、日本人建築家の村上あずさ氏と英国人アーティストのアレクサンダー・グローブズ氏が結成した「スタジオ・スワイン」による共同展示だ。

廃館になった映画館の中に、はかなくも心地良い空間が生まれた。スタジオ・スワインの2人がこの1年の「変化と危機」に対し、そっと答えを提供しているようだ。

「民主的なもの、だれでも手が届くもの」を作りたかったと、2人は語る。暗い部屋の中心に立っているのは、樹木のような彫刻作品だ。

その枝から香りをつけたバブルが降り注ぐ。バブルは肌に触れるとはじけ、中に詰まった蒸気が立ち上って消えていく。目の粗い布の上ではつぶれずにしばらくとどまっているので、来場者は手袋を着けてバブルとたわむれることができる。

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