クリントン元大統領、人気作家と小説を共同執筆 来年発売
(CNN) ビル・クリントン米元大統領が米人気作家ジェイムズ・パタースン氏と共同で小説を執筆していることが10日までに分かった。出版社のリトル・ブラウン・アンド・カンパニーがツイッター上で発表した。
出版社側によると、小説の題名は「The Presicent is Missing」で、「大統領が消えた」という意味。来年6月に発売される予定だ。
クリントン氏も「現職大統領についての本を書いている」との談話を発表。「大統領の仕事やホワイトハウスでの生活、ワシントン政治の仕組みについて、私の持つ知識を活用している。とても楽しい作業だ」と述べた。
パタースン氏は「私の組み立てるストーリーが、クリントン氏の見識で実に興味深いものとなった。異色のコンビだ」と話しているという。
両氏は10年以上前、ゴルフを通じて親しくなったとされる。
パタースン氏は2014年に調査会社ニールセン・ブックスキャンが発表したベストセラー作家のリストで、「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリング氏を抑えてトップに立った。
クリントン氏は04年の自伝「マイライフ」をはじめ、これまでに数編のノンフィクション作品を執筆している。
今後さらに、妻のヒラリー・クリントン氏の半生を題材にした小説も刊行される見通しだ。ローラ・ブッシュ元大統領夫人をモデルに小説を書いたカーティス・シッテンフェルド氏が、出版社ランダムハウスと契約したと報じられている。
Thrilling James Patterson news! @JP_Books @billclinton @AAKnopf https://t.co/aveYvyuW06
— Little, Brown and Co (@littlebrown) 2017年5月8日