F1界の新星フェルスタッペン、普段の「愛車」はスクーター
バルセロナ(CNN) マックス・フェルスタッペン選手(19)と言えば、フォーミュラ1(F1)のスペインGP(グランプリ)で昨年、史上最年少優勝の記録を打ち立てた若手の有望株。このレースはフェルスタッペン選手にとって、レッドブル・レーシングでのデビュー戦でもあった。
若くしてF1に参戦し、公道での自動車免許も取らないまま14レースに出場。大人の一般ドライバーは横断歩道を気にしながら走っているというのに、フェルスタッペン選手は世界各国のサーキットで怖いもの知らずのコーナリングを披露し、高速シケイン(S字カーブ)を鮮やかに走り抜けてきた。
では、初めての公道用のマイカーはどんな車だったのだろう?
「ルノーのクリオ(日本ではルーテシア)だよ!」とフェルスタッペン選手はCNNに語った。「まだ18歳にもなっていなくて、(前の所属チーム)トロ・ロッソでレースをしていたから、ろくに使う機会がなかったけれど」
「最初は黄色だったけれど、グレーに換えてもらった。そっちのほうが好きだった」
この車は「プレゼント」として贈られたものだそうで、もし自分で必要に迫られて買ったとしたら、フォルクスワーゲンのゴルフを選んでいたかも知れないとフェルスタッペン選手は言う。
今はアストンマーティンの新型スポーツカー「DB11」を購入する計画を進めているという。ところが現時点で愛用している移動手段は驚くほど地味だ。
「今のところ、走らせているのはスクーターだ」とフェルスタッペン選手は言う。レースがない時は両親のいるベルギーやモンテカルロの自宅で過ごしているという。