元競泳王者フェルプス、競技人生を振り返る 「丸4日引きこもったことも」
米国社会には、助けを求めることを弱さととらえる風潮があると、フェルプスさんは指摘する。自身も治療を始めた当初は何も話す気になれず、心を開くことができなかった。
だが2~3日後に開き直り、「自分を良くするための挑戦のひとつ」ととらえて飛び込むことにしたという。
自分の思いを口に出すことで救われた。16年リオ五輪での大活躍を経て引退した今は、この教訓を伝える活動に力を注いでいる。今年5月には、同じ競泳チームにいた金メダリスト、アリソン・シュミットさんとともに「子どもの心の健康啓発デー」で名誉議長を務めた。