米女子選手暴行の医師に禁錮最長175年、20年で被害者150人超

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裁判では156人の女性が証言に立ち、同被告から性的暴行を受けたと訴えていた

裁判では156人の女性が証言に立ち、同被告から性的暴行を受けたと訴えていた

被害について相談しても、体操連盟や大学、米オリンピック委員会といった権力組織には取り合ってもらえなかったとしている。

ナサール被告は既に、児童ポルノの罪で禁錮60年を言い渡されている。さらに、今回とは別の性的暴行事件でも31日に判決が言い渡される予定。アキリーナ裁判官は、この3件を合わせると、ナサール被告が刑務所を出ることは一生ないと言い渡した。

一連の事件は、体操のレイチェル・デンホランダー元選手が2016年9月にメディアのインタビューに応じて被害を告白したことから明るみに出た。同選手は、選手を守ることができず、これほど長期にわたる虐待を許してきた制度にも言及していた。

被害者の中には、女子体操の金メダリスト、アリー・レイズマン選手をはじめ、ミシガン州立大学や体操連盟所属の有名選手も多数含まれる。

当初は88人が法廷で証言する予定だったが、被害を名乗り出る女性が相次いだことから、ほぼ倍に膨れ上がった。

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