C・ディオン、ラスベガス公演延期 耳の症状で「歌唱困難」
(CNN) カナダの歌手セリーヌ・ディオンさんが今月予定されていた米ラスベガスでのコンサートを延期していたことが22日までに分かった。聴覚のトラブルに見舞われ、歌うことが難しくなったためとしている。
コンサートの延期を伝える声明によれば、ディオンさんは耳管開放症と呼ばれる中耳の症状を患い、聴力が不安定化。現状で「歌うことが極めて困難」になっている。症状を治すべく、身体への影響を抑えた「低侵襲外科的処置」を施す見通しだという。
ディオンさんは過去1年~1年半にかけ耳の症状に悩まされ、点耳薬を使用していたが、声明によるとそうした治療には効果が見られなくなっていた。
ラスベガスで予定されていた3月27日から4月18日までのコンサートはキャンセル。5月22日、同じラスベガスで復帰のステージに立つとしている。
ディオンさんは声明で、「コンサートをとても楽しみにしていたのに、こんなことになった」と落胆した気持ちを明かした。そのうえで、「ラスベガスまで来てくれる予定だったファンに対し、申し訳なく思っている」と語った。
チケットの購入者には代金が払い戻される見通し。