豪クリケット代表、監督が辞任表明 選手の不正発覚受け
(CNN) オーストラリアのクリケット代表チームが南アフリカとの試合中にボールの状態を不正に変える行為に関与したとされる問題を受け、チームを率いるダレン・レーマン監督は29日、辞任する意向を表明した。
この問題をめぐっては不正を計画、実行したとみられる主将ら3選手に対して9カ月から1年間の出場停止処分が下っていた。レーマン監督は当初、不正の計画を知らなかったとして辞任を拒否していたが、家族との話し合いや当該の選手らの謝罪会見の視聴を通じて考え直し、30日から行われる南アとの第4戦を最後に辞任することを決めたという。
同監督は記者会見で、「選手らが傷ついているのを目の当たりにした。(自らも)辞任を決断するのが妥当だ」「チームのカルチャーに関する責任は最終的に私が負う」と述べた。
そのうえで「今回の決定によって、豪クリケット協会は代表チームへの徹底検証を完遂できるだろう。改革を行い、国民の信頼を取り戻せるはずだ」と語った。
48歳のレーマン監督は2013年から代表チームの指揮を執ってきた。協会との契約は、19年のイングランド代表との試合の後満了する予定だった。