ユーロビジョン、優勝はイスラエル ステージに乱入者も
(CNN) 欧州の国別対抗歌謡選手権「ユーロビジョン」はポルトガルのリスボンで今年の決勝が行われ、イスラエルの歌手ネッタ・バルジライが優勝した。一方で英国の歌手のパフォーマンス中に男が突然ステージに上がり、マイクを奪ってメディア批判を叫ぶハプニングもあった。
今年で63回目となるユーロビジョンには43カ国の歌手が参加した。ユーロビジョンのウェブサイトによると、12日の決勝を制したイスラエルのバルジライは国内の音楽学校で学んだ経歴を持つ25歳。同国のソングライターらが手掛けた楽曲「TOY」を歌った。
優勝決定後、バルジライはユーロビジョンのツイッターに投稿された動画の中でファンに感謝の言葉を贈った。大会の2位にはキプロス、3位にはオーストリアがそれぞれランクインした。
一方、英国の歌手スーリーが持ち歌の「Storm」を披露している最中、バンダナとバックパックを身に着けた男がステージに乱入する騒ぎが起きた。男はスーリーからマイクを奪い取ると、「英国メディアのナチスめ。我々は自由を要求する」などと叫んだ。
男は警備員によってすぐにステージから降ろされた。スーリーには別のマイクが渡されたが、本人はほとんど動揺した様子を見せず、後でツイッターに「いつも言っている通り、ユーロビジョンでは何が起こるかわからない」と書き込んだ。
Here it is, the final results for #Eurovision Song Contest 2018! #ESC2018 #AllAboard pic.twitter.com/FcXZVR6zod
— Eurovision (@Eurovision) 2018年5月12日