豪TVクルー、ロンドンで強盗被害 放送中にカメラ奪われる
(CNN) オーストラリアのテレビ局の記者が英ロンドンで生放送中にカメラマンが2人組のマスク姿の強盗に脅され、カメラを奪われる出来事があった。記者とカメラマンにけがはなかった。
CNN系列局セブン・ニュースのローレル・アービング記者とカメラマンのジミー・キャノンさんのところに、現地時間6日夜、スキーマスクをした男2人が近づいてきた。
1人がカメラを要求し、キャノンさんに対し、ポケットの中に銃を隠し持っていると伝えたという。
キャノンさんは、マスクをした男たちが近づいてきて、何かがおかしいと感じたと振り返る。1人がズボンのポケットから何かを取り出したのが見え、男は「ポケットの中に銃がある。騒ぐな」と言ったという。
車載カメラには、2人がキャノンさんに近づく様子が捉えられていた。アービング記者はカメラに向かって、「騒ぎが起きた」と伝えたが、その後、2万5000豪ドルするカメラは三脚から取り外され、持ち去られた。
アービング記者が止めに入ろうとしたが、キャノンさんはカメラを持って行かせるように言った。
テレビ局によれば、2人にけがはなかった。アービング記者はその後、ツイッターで、視聴者の気遣いに感謝を伝え、キャノンさんに対しても称賛の言葉を贈った。
EXCLUSIVE: The moment @Sunriseon7 reporter @laurelirving7 and her crew were mugged and attacked in London. Laurel and the camera operator Jimmy join us to talk about the incident. #sun7 pic.twitter.com/typwaFkOBT
— Sunrise (@sunriseon7) 2018年6月6日