「ソウルの女王」、A・フランクリンさん死去 76歳
60年にレコード会社と契約を結ぶと、60年代の後半以降ヒット曲を連発。「リスペクト」などの代表曲はベストセラーとなっただけでなく、社会変革を訴える活動のテーマソングとして、アフリカ系米国人やフェミニストらに広く受け入れられた。
70年代に入ってからも「スパニッシュ・ハーレム」や「明日に架ける橋」などのヒットを飛ばし続けた。キャリアを通じてグラミー賞を18回受賞し、女性として初めて「ロックの殿堂」入りを果たしてもいる。
近年になって体調不良が伝えられ、2017年には今後ツアーを行わないことを発表したが、コンサート活動自体は継続していた。
米誌ローリングストーンはフランクリンさんについて「60年代の女性ソウルシンガーを代表する存在というだけでなく、ポップスの歴史に最も影響を与えた重要な歌手の1人」と評価した。