2輪レースのライダーが謝罪、走行中にライバルのブレーキつかむ

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レース中にライバルのブレーキつかんだライダーが謝罪/MotoGP

レース中にライバルのブレーキつかんだライダーが謝罪/MotoGP

(CNN) オートバイによるモータースポーツの最高峰、ロードレース世界選手権の競技中に、1人のライダーが並走するライバルのマシンのブレーキをつかむ出来事があった。レース後、当該のライダーは「危険な行為」について謝罪したものの、所属チームからは解雇を言い渡された。

危険行為は9日、選手権第13戦サンマリノGPのMoto2のカテゴリーで起きた。マリネッリ・スナイパーズ・チームに所属するライダー、ロマーノ・フェナティが突然、コースを並走するステファノ・マンツィのマシンのブレーキレバーをつかんできた。

この時のマシンのスピードはおよそ時速208キロ。レースの映像からは、ブレーキをつかまれたマンツィのマシンがぐらつく様子がうかがえる。幸い大事には至らなかったが、一歩間違えれば悲惨な事故につながる可能性もあった。

この行為を重く見たオフィシャルはフェナティに黒旗を提示。レースからの失格を告げた。続けて向こう2レースの出場停止も科した。

10日にはマリネッリ・スナイパーズがフェナティとの契約を打ち切ることを発表した。これを受けてフェナティは「スポーツ界全体」へ向けてのものとして謝罪を表明。声明の中で「あの時のことを思い返している。恥ずべき行為をしてしまった。男らしくなかった!」と悔やんだ。そのうえで「挑発に乗るべきではなかった。批判は正当なもので、自分への怒りは理解できる」と述べた。

22歳のフェナティは、過去にもレースでの振る舞いで厳しい批判を浴びた経験を持つ。2015年には、練習走行前に他のライダーのマシンのエンジンを切ったり、レース中に並走するマシンを蹴ったりする行為が問題視され、謝罪する事態を引き起こしていた。

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