タイガー・ウッズ氏、所有レストラン従業員の事故死で訴えられる
(CNN) 男子ゴルフのタイガー・ウッズ選手が所有するレストランの従業員が酒を飲んで運転し、単独事故で死亡した責任をめぐって、遺族がウッズ氏らに損害賠償を求める訴訟を起こした。
死亡したのは、ウッズ氏が地元フロリダ州に開いたレストラン「ザ・ウッズ・ジュピター」のバーテンダーだった24歳の男性。
男性は昨年12月10日に午後3時までの勤務を終えた後、店内のバーで酒を飲んでいたという。午後6時ごろに店から30キロ余り離れた道路を運転中に事故を起こし、死亡した。
男性の両親は、事故の責任がウッズ氏と、同氏の交際相手で店の責任者を務める女性にあったと主張している。
訴状によると、男性の事故当時の血中アルコール濃度は基準値の約3倍に達していた。車は制限時速約90キロの道路を、110キロ超で走行していたとみられる。
男性はアルコール依存症の自助グループに参加し、11月にも飲酒関連の衝突事故を起こしていた。ウッズ氏と交際相手の女性はこれを知りながら、事故の数日前にも男性と一緒に酒を飲んでいた。店では従業員の飲酒が奨励されていたという。
CNNはウッズ氏の代理人や広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られていない。
同氏は男子ゴルフの今季メジャー第1戦「マスターズ」で復活優勝し、今週開幕する第2戦「全米プロ選手権」でも注目の的になるとみられている。