フレディ・マーキュリーがピアノだけの伴奏で熱唱、1985年の歌声が新シングルに

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F・マーキュリーさんの幻の音源が新シングルとしてリリースされた

F・マーキュリーさんの幻の音源が新シングルとしてリリースされた

(CNN) 英ロックバンド「クイーン」のボーカルだった故フレディ・マーキュリーさんが、後に「タイム」として発表した楽曲をピアノだけの伴奏で熱唱した1985年の音源が見つかり、新シングルの「Time Waits for No One」としてリリースされた。

マーキュリーさんと、歌手でプロデューサーのデイブ・クラークさんは、ロンドンのアビーロード・スタジオで1985年に「タイム」を録音した。しかしパーカッションが鳴り響く完成版を録音する前に、マーキュリーさんはピアノだけの伴奏でこの曲を歌っていた。

クラークさんは米紙USAトゥデーの取材に対し、マーキュリーさんのこの時の歌声に「鳥肌が立った」と当時を回想した。2018年にこの音源を発見したクラークさんは、当時のピアニストだったマイク・モーランさんによるピアノ伴奏を新たに付け加えて新シングルを完成させた。

メガプロダクションとなった完成版の「タイム」には、クラークさんもフレディーさんも満足していたという。「しかし10年以上たってから、フレディーとピアノだけで行ったアビーロードのリハーサルのように鳥肌がたつ感覚は、決して味わえないと思った」とクラークさんは語る。

クラークさんは新シングルに注目してもらうため、マーキュリーさんの生涯を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットを見届けてからリリースすることを決めた。

マーキュリーさんは1991年に死去した。

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