ナショナルズがWシリーズを初制覇、最終戦で勝利
(CNN) ワシントン・ナショナルズ(ナ・リーグ)とヒューストン・アストロズ(ア・リーグ)の対決となった今年の米大リーグのワールドシリーズは30日夜、アストロズの本拠地で第7戦の最終戦が実施され、ナショナルズが6−2で勝ち、通算4勝3敗で優勝した。
ワイルドカードから今回進出したナショナルズのワールドシリーズ制覇は球団創設以来、初めて。ナショナルズはシリーズ史上、敵地での全試合で勝利を飾る初のチームともなった。
第7戦でナショナルズは7回まで0−2で劣勢だったものの、レンドン、ケンドリックの本塁打で逆転して流れをつかんだ。8、9回にも加点し勝利を引き寄せた。
ナショナルズの先発投手のシャーザーは5回2失点の好投。先発要員の左腕コービンが救援で3回を、ハドソンが9回をいずれも無失点でしのぐ見事な継投も見せた。
シャーザーは試合後、チームの選手はお互いを信じ合っていたと振り返った。FOXテレビの取材に「戦い続けるのが我々の信条だった。誰もが全力でそれを守った」と喜んだ。
アストロズの先発投手グリンキーは6回3分の1を2ヒット、1失点の80球でまとめる力投を見せたが、継投の投手が打たれる誤算に見舞われた。
ナショナルズのマルティネス監督は「選手たちは1年を通じ偉大な方法でチームのために耐えしのいできた。落ち着きを保ち、すべき事をする才覚を得た」とたたえた。