学生証の自殺ホットラインに電話、セックスホットラインだった 米
(CNN) 米カリフォルニア州ランカスターの中学校でこのほど、退屈した生徒たちが学生証の裏に記された自殺防止ホットラインに電話したところ、「セックスホットライン」につながる出来事があった。
セックスホットラインに電話してしまったのはエミリー・ラベルさんとその友人。エミリーさんは28日、放課後活動の迎えに来た母親にこのことを告げた。
母親はCNNの取材に、「私がまずしたのは問題の番号に電話をかけてみることだった。確かにセックスラインだった」「大きなショックを受けた。信じられなかった」と振り返る。
母親はすぐにでも学区当局に通報したかったが、時間外だったことから、学生証の裏面の写真をフェイスブックに投稿したところ、この写真が拡散した。 フェイスブックは30日に投稿を削除。母親に対しては「成人の性的行為の勧誘に関するコミュニティー規定違反」に当たるとのメッセージが送られてきた。
母親はCNNに、学区当局から個人的には連絡を受けていないと語ったが、地元学区の責任者は謝罪の声明を出した。
声明では、28日の夕方遅くに記載の誤りを把握したと説明。「今回の間違いを大変申し訳なく思っており、全力で修正に取り組んでいる。電話番号の2桁が置き換わっていた。学生証に記載されていた誤った電話番号は実際にセックスラインのものだ」と述べた。
学校の管理部門は全生徒の身分証を回収済みで、できるだけ早く新しい学生証を印刷・配布する予定だという。
同責任者はCNNに対し、配布完了前に誤った番号にかけられた電話は自殺防止ホットラインに転送されるとしている。