疑惑渦中の英アンドルー王子、BBCインタビューで火に油注ぐ結果に
エプスタイン被告の自宅に滞在したことについて、アンドルー王子は「便利」で「栄誉ある」ことだと思ったと釈明。17歳だった女性と性的関係を持ったとされる夜は、姉娘と一緒にピザレストランで開かれていたパーティーに出かけていたと語った。
エプスタイン被告との親交に罪悪感や後悔あるいは遺憾を感じたことがあるかという質問に対しては、「2010年に会いに行った判断は間違っていた」との認識を示し、「彼が明らかに不適切な行為を行っていたという事実は遺憾に思う」と発言。インタビュアーから「不適切ですか? 彼は性犯罪者でしたが」と重ねて尋ねられると、「いや、申し訳ない、私は丁寧な言い方をしたが、彼は性犯罪者だったという意味だった」と言い直した。
アンドルー王子はまた、娘のベアトリス王女の18歳の誕生日パーティーにエプスタイン被告を招待していたことも明らかにした。この時既に、エプスタイン被告には未成年に対する性的虐待の容疑で逮捕状が出されていた。
今回のインタビューが、英王室とその関係者に対するイメージを著しく低下させたのは間違いない。これはアンドルー王子が望んだ展開ではなかった。王子は火に油を注ぎ、今度はその火が燃え広がりかねない状況になったと評論家は予想している。