中国プロバスケの外国人選手、国歌への不敬で罰金
香港(CNN) 中国のプロバスケットボールCBAの試合で国歌に敬意を払わなかったとして、フランス出身の選手が1万元(約15万円)の罰金を科され、警告を受けた。
フランス出身のグエルション・ヤブセレ選手はCBAの南京モンキーキングスに所属している。
6日の試合前、中国国歌の演奏中に顔を上げて敬意を表した選手たちの中で、ヤブセレ選手だけがうつむいていた。中国共産党機関紙、環球時報の英語版グローバル・タイムズはこの場面の画像を公開し、ソーシャルメディア上で「無礼」との批判が相次いだと伝えた。
ヤブセレ選手は一時期、米プロバスケットボールNBAでもプレーしていた。NBAの選手らは米国歌が演奏される間、うつむいた姿勢で目を閉じることが多い。
グローバル・タイムズによると、過去にはNBAのマーション・ブルックス元選手らも同じような処分を言い渡された。
NBAでは今年10月、人気チームの幹部がツイッターで香港の反政府デモを支持する姿勢を示し、中国政府の猛反発を招く事態となった。