米ディズニーランドも3月末まで休園 新型ウイルス影響
ニューヨーク(CNN Business) 米ディズニーランド・リゾートは、カリフォルニア州アナハイムにあるテーマパークの「ディズニーランド」と「カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」を14日から今月末まで休園すると発表した。
ディズニーランド・リゾート内では新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の症例は報告されていないものの、カリフォルニア州知事の勧告を受けて慎重に検討した結果、来園者や従業員のために最善と判断して休園を決めたとしている。
テーマパークは14日から休園するが、ディズニーランド・リゾートの系列ホテルは16日まで営業を続ける。
今後は状況を見守りながら、連邦や州政府および衛生当局の勧告と指示に従うと説明。従業員らの給与は休園中も支給するとした。
予定を変更または中止する利用客については、休園中の入場料を払い戻す方針。
ディズニーのテーマパークは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、上海や香港などでも相次いで閉鎖されている。
ディズニーランドが休園になったことは、1955年の開業以来、数えるほどしかない。ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺による国家追悼の日と、2001年9月11日の米同時多発テロの時は休園になった。
新型コロナウイルスの影響で世界中の観光・旅行業界は大きな打撃を受け、金融市場は大暴落、スポーツ競技も軒並み中止になっている。
テーマパーク情報サイトを運営するロバート・ナイルズ氏は、「これで新型コロナウイルスからの逃げ場がなくなった」と語った。