ゲーム見本市「E3」、新型コロナの影響で中止 オンラインでの発表を検討
ニューヨーク(CNN Business) 米国で最大級のゲーム見本市「E3」が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されることがわかった。E3を主催するエンターテインメントソフトウェア協会(ESA)が11日、明らかにした。
ESAは声明で、業界全ての人たちの健康と安全について加盟企業と慎重に協議した結果、今年のE3を中止するという難しい決断を下したと述べた。新型コロナウイルスに対する懸念が高まり、前例のない世界的な状況のなかで前進するには、今回の措置が最良の方法だとしている。
ESAは参加を予定していた人たちに連絡を取り、全額払い戻しをするという。見本市は6月に開催が予定されていた。ゲーム業界に関する発表をオンラインで行う方法について検討している。
E3は1995年以降、米ロサンゼルスで開催されてきた。マイクロソフトやベセスダ・ソフトワークス、カプコンなどが発売間近のゲームや新しいゲーム機などを発表してきた。
昨年のE3では、マイクロソフトがゲーム機「Xbox」の次世代機を公開するなどしていた。