米料理コラムニスト、「こんまり」ら人気者を批判して謝罪
(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズの料理コラムニスト、アリソン・ローマンさんが最近のインタビューで、片づけコンサルトの「こんまり」こと近藤麻理恵さんと、ベストセラー料理本の著者でもあるモデル出身のクリッシー・テイゲンさんを痛烈に批判して物議を醸し、ツイッター上で謝罪した。
ローマンさんは米生活情報誌「ニュー・コンシューマー」とのインタビューで、近藤さんが家庭用品などの販売を手掛けていることについて「名声を利用した金もうけ」で「本人がこれまで説いてきたことの真逆」だと批判。侮辱的な俗語を使いながら、だれかに言われて、自らの名を冠した商品を何も考えずに売り出しただけだと中傷した。
テイゲンさんについても、本が売れてインスタグラムの人気者になったが「私はぞっとする。あんなことはしたくない」などと語った。
日本人の近藤さん、タイ出身の母を持つテイゲンさんというアジア人女性2人が標的になったこともあり、この発言にはソーシャルメディア上で非難が集中。テイゲンさんは8日、ローマンさんのファンを自認してきたのに「とても残念」とツイートし、自身のアカウント設定を非公開に変更した。
ローマンさんは同日夜、テイゲンさんへのツイートで「軽率だった」と謝罪した。また11日に投稿した謝罪文では、自分に自信が持てないために活躍中の女性を引きずり下ろすような性格を反省し、改めようとしていると告白。アジア人女性を差別する風潮に加担したことを恥じているとも述べた。
テイゲンさんはツイッター上で謝罪を受け入れた。近藤さんはこの件についてコメントしていない。