ロシアサッカーで強豪チーム大敗 選手感染でユースチーム出場

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ゴールを決めて喜ぶFCソチの選手たち(白いシャツ)/Dmitry Feoktistov/TASS/Getty Images

ゴールを決めて喜ぶFCソチの選手たち(白いシャツ)/Dmitry Feoktistov/TASS/Getty Images

(CNN) ロシアで19日に再開したサッカーのプレミアリーグで、強豪のFCロストフが格下のFCソチに1対10で敗れた。トップチームが選手らの新型コロナウイルス感染で隔離されたため、ユースチームが試合に臨んだ。

ロストフでは選手6人が検査で陽性反応を示し、トップチーム全体が隔離措置の対象となった。ソチに試合延期を要請したが拒否され、代わりに16~19歳のユースチームが出場した。

試合開始直後にロマノフ選手(17)が先制点を決め、ゴールキーパーのポポフ選手(17)がPKを含めてリーグ史上最多の計15セーブを記録する活躍ぶりを見せたが、リーグ残留さえ危ぶまれるソチに大敗を喫する結果となった。

ロストフはサポーターらに向けたメッセージでユース選手らの健闘をたたえたが、延期に応じなかったソチに対しては非難が集中した。

FCロストフの選手が試合開始直後に先制点を奪って喜ぶ様子/Dmitry Feoktistov/TASS/Getty Images
FCロストフの選手が試合開始直後に先制点を奪って喜ぶ様子/Dmitry Feoktistov/TASS/Getty Images

ロシアのスポーツ・ジャーナリスト、バシリー・ウトキン氏は試合が強行されたことについて、「欧州全体の笑いものだ」と批判する動画をユーチューブに投稿した。

ソチのオーナーでプーチン・ロシア大統領の旧友でもあるボリス・ローテンベルク氏は国営タス通信に、時間の制約上、試合の延期に応じることはできなかったと説明した。

一方、同じプレミアリーグで21日、ディナモ・モスクワの選手らが陽性反応を示しチーム全体が隔離期間に入ったため、FCクラスノダールとの試合が来月19日に延期された。

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