ズーム会議中に下半身を露出、著名ライター解雇 米誌ニューヨーカー
ニューヨーク(CNN Business) 米誌ニューヨーカーは11日、著名ライターでCNNの法律アナリストを務めるジェフリー・トゥービン氏を解雇した。ビデオ会議システム「ズーム」を利用して先月行われた会議の最中に、誤って同僚に下半身を露出したことが問題視された。
同誌を所有するコンデナストの人事責任者は従業員宛てのメールで、トゥービン氏に関する調査は完了したと説明。その結果、トゥービン氏と同社の契約は解消されたと明らかにした。
そのうえで「我々は職場の問題を真剣に受け止めている」「あらゆる人が尊重される環境の醸成に努め、我々の行動基準を堅持していく」としている。
トゥービン氏はツイッターで報道内容を確認し、「27年間にわたりスタッフライターを務めたニューヨーカー誌からきょう解雇された。同誌を愛する気持ちはこれからも変わらない。同僚のことが恋しくなるだろう。彼らの記事を読むのを楽しみにしている」と述べた。
複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、トゥービン氏はズーム会議の最中に下半身を露出し、自慰行為を始めた。会議とは別のビデオ通話の中でこうした行為に及んだ模様で、同僚に見せる意図はなかったとみられている。
10月にこの事案が発生した際、トゥービン氏は声明で「カメラに映っていないと思い、恥ずかしく愚かな過ちを犯してしまった。妻と家族、友人、同僚に謝罪する」と表明。「ズームでは見えないと思い込んでいた」「ズーム会議に参加中の人からは見えず、音声もオフにしたと思っていた」と述べていた。