英作家ジョン・ル・カレ氏死去、89歳 スパイ小説が世界的人気
(CNN) スパイ小説で人気を博した英作家のジョン・ル・カレ氏が12日、死亡したことがわかった。89歳だった。ル・カレ氏の代理人が明らかにした。ル・カレ氏の遺族によれば、死因は肺炎。
公式ウェブサイトによれば、ル・カレ氏が発表した26作品は50カ国以上で出版され、40カ国語に翻訳されている。
ル・カレ氏は1931年生まれ。ベルン大学とオックスフォード大学で学び、冷戦時には英国の諜報(ちょうほう)機関で短期間働いた。

自宅でのジョン・ル・カレ=1974年8月/Ben Martin/The LIFE Images Collection/Getty Images
1963年に発表された「寒い国から帰ってきたスパイ」で世界的な名声を獲得した。
ル・カレ氏の作品を原作とした映画「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」や「誰よりも狙われた男」もヒットした。