新作映画「ジャングル・クルーズ」、配信と合わせて興収9000万ドル超え

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主演はドウェイン・ ジョンソンとエミリー・ブラントが務める「ジャングル・クルーズ」が好調な滑り出しを見せた/Frank Masi/Disney

主演はドウェイン・ ジョンソンとエミリー・ブラントが務める「ジャングル・クルーズ」が好調な滑り出しを見せた/Frank Masi/Disney

ニューヨーク(CNN Business) 米ディズニーの新作映画「ジャングル・クルーズ」が週末に公開され、初週の興行収入は映画館と配信サービスでの売り上げを合わせて9000万ドル(約98億円)超となったことがわかった。

同作品はディズニーのテーマパークを題材にしており、主演はドウェイン・ ジョンソンとエミリー・ブラント。世界市場での興行収入は推計で6180万ドル。この中には北米市場での売り上げも含まれており、北米での興行収入は市場予測を上回る3420万ドルだった。

同作品はディズニーの配信サービス「ディズニープラス」でも「プレミアアクセス」を利用して楽しむことができる。プレミアアクセスはディズニープラスの会員が29.99ドルの追加料金で利用できるサービスで、ディズニープラスでの売り上げは全世界で3000万ドルあまりに上った。

ディズニーによれば、映画館での公開と配信サービスのおかげで9000万ドル以上を売り上げた。

新型コロナウイルスが流行する前なら、2億ドル規模の予算をかけた作品が世界の映画館で6100万ドルの興行収入を得たというのは特筆すべきものではないかもしれない。しかし、今は新型コロナウイルス前の世界ではない。映画館は依然として通常営業へ戻ろうと努力を続けており、興行収入には波がある。ジャングル・クルーズの公開は、デルタ株の流行に対する懸念が広がるなかで行われた。

配信サービスの数字を加えることは、作品の成功を判断するという点ではさらに物事を複雑にする。

ディズニープラスを利用した自宅での視聴が映画館のチケット販売に影響を与えたとみることもできそうだ。あるいは、ディズニーは配信サービスのおかげでさらに3000万ドルを売り上げることができたともいえそうだ。いずれの見方も正しい可能性がある。

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