中国批判のNBA選手、特注シューズで「現代の奴隷制」訴え ナイキの「沈黙」も非難
そのうえで、シューズを履いたりTシャツを着たりするときには、それらの製品を作る過程で非常に多くの涙や血が流れていることを必ず思い出すよう呼び掛けた。
ナイキは今年出した声明の中で、新彊から製品を調達してはいないと述べた。企業として倫理的かつ責任ある生産活動を約束しており、国際的な労働基準を支持していると説明。新疆ウイグル自治区とそれに関連する強制労働の報告には懸念を抱いているとも明らかにしていた。
CNNはカンター選手の動画についてナイキにコメントを求めたが、現時点で回答はない。
カンター選手は動画の締めくくりとして、ナイキのフィル・ナイト共同創業者や同社のシューズにその名を冠するレブロン・ジェームズ選手、マイケル・ジョーダン氏に対し、中国へ行くべきだと提言。そうすればシューズが作られている現場を「その目で見る」ことができると述べた。
またナイキは奴隷労働で巨額の利益を上げている問題に当事者として向き合わなくてはならないと主張。「偽善はやめろ。現代の奴隷制をやめるんだ。今すぐに」と訴えた。