「人生を救ってくれた」、ブリトニー・スピアーズさんがファンの運動に感謝
(CNN) 米歌手ブリトニー・スピアーズさんは成年後見制度の適用終了から4日目となる16日、インスタグラムを更新し、ファンの間で広がっていた「#FreeBritney(ブリトニーに自由を)」運動に感謝の意を示した。
インスタグラムへの動画投稿は後見制度の適用解除後初めて。この運動が自分の置かれた状況を人々に周知してくれたと感謝の言葉を述べた。
「#FreeBritney運動の皆さんは最高」とスピアーズさん。「私の声は長い間封じられ、脅かされていた。声を上げることも、何かを言うこともできない状態だった。ある意味、皆さんが私の人生を救ってくれたと思う。100%」とつづっている。
熱心なファンのミーガン・ラドフォードさんが主導する同運動は2009年に始まり、スピアーズさんへの後見制度適用に注目を促すことを目的に活動してきた。後見人となったスピアーズさんの父親ジェイミーさんは、推定6000万ドル(約68億円)に上る娘の財産を管理していた。
後見人の選任は08年、公衆の目に触れた一連の個人的な問題が発生した後に行われた。スピアーズさんは今夏の法廷証言で、長年の沈黙を破って後見人について言及した。
後見制度の下では、スピアーズさんは私生活や金銭面の管理をほとんど自由にできない。スピアーズさんは、自らの意思に反して避妊薬やリチウムの服用、公演を強要されていたと訴えた。
同制度の適用が終わった今、「小さなこと」が「大きな違い」を生み出すのを実感しているとスピアーズさんは語る。車のキーを所持し、銀行のキャッシュカードを持ち、現金を見て、ろうそくを買えるなど喜びをファンに伝えた。