救急車運転中に薬物吸い、飲酒も 事故起こし患者死亡 米
(CNN) 米ジョージア州フェアバーンの警察は18日までに、救急車を運転中、薬物を摂取し、飲酒もしていて事故を起こし、搬送していた透析患者を死なせた34歳の男を逮捕、訴追したと発表した。
警察の事故調査書によると、ケビン・T・マコービー容疑者は取り調べに、運転中にマリフアナを吸い、注意欠陥多動性障害の治療薬を使い、ビールを飲んだことを認めた。薬物や飲酒の影響下にある中での運転や車を使った第2級殺人などの罪に問われた。
通報を受けて出動した同州の公共安全当局の初期段階の捜査によると、救急車の後部に乗っていた66歳の男性患者には体が固定されるような処置が施されていなかったという。
救急車には別の職員も同乗していたが、訴追されなかった。
事故は今月12日、同州フェアバーンで発生。容疑者が運転する民間運用の救急車は路肩を外れて溝部分に突っ込んでいた。地元警察の警官は容疑者と別の職員が配車のウーバーを使って現場を離れないよう命令。
また、容疑者の呼気からアルコール類のにおいも嗅ぎつけていた。この後、公共安全当局者が飲酒検査を実施して、逮捕した。
容疑者は同州フルトン郡の拘置所に収容されたが、裁判所は保釈金を支払っての釈放を認めなかった。