フィギュア団体メダル授与式延期、選手が薬物陽性か 北京五輪
(CNN) 北京冬季五輪で8日夜に予定されていたフィギュアスケート団体の表彰式が延期された件で、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の選手が禁止薬物の検査で陽性となっていたことがわかった。ロシア紙RBCなどが伝えた。
フィギュア団体では、ROCが金メダル、米国が銀メダル、日本が銅メダル、カナダが4位となっていた。
RBCは情報筋の話として、ロシア選手6人から昨年12月に提出された試料のひとつからトリメタジジンが検出されたと伝えた。
トリメタジジンは心臓の病気の治療などに使用され、世界反ドーピング機関(WADA)の禁止リストに載っている。
情報筋によれば、検出されたトリメタジジンは少量だという。
国際オリンピック委員会(IOC)の報道担当者は表彰式が「法律相談」のために延期されたとしていた。
ロシア大統領府の報道官は、詳細が明らかになるのを待っていると述べた。ロシア地元メディアによれば、ロシア・スポーツ省は表彰式の延期についてコメントするのは時期尚早だと述べた。