フィギュアスケート女子、ワリエワ選手は4位 演技後泣き崩れる姿も 北京五輪
(CNN) 北京冬季五輪フィギュアスケートは17日、女子フリーが行われ、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のアンナ・シェルバコワ選手が合計255.95点で金メダルを獲得した。昨年12月の検査で陽性反応が出たにもかかわらず出場が認められたROCのカミラ・ワリエワ選手は、複数回転倒し、同224.09点の4位に終わった。
15日のショートプログラムで首位に立っていたワリエワ選手は明らかな優勝候補だったが、演技を終えてリンクを後にする際には泣き崩れる様子も見られた。ドーピング問題の渦中にあった過去数日間の思いにとらわれたようだった。
観客席から「カミラ」コールが起こる中、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏がワリエワ選手を慰めた。
本番前に練習を行うカミラ・ワリエワ選手=17日、北京/The Yomiuri Shimbun/AP
フィギュアスケートの元米五輪代表、ポリーナ・エドマンズ氏はツイッターでワリエワ選手への支援を表明。「カミラ・ワリエワ選手にとって、心に大きな傷が残る五輪になってしまった。出場が認められるべきではなかった。彼女がこのような状況に置かれたのはあらゆる点で衝撃的だ」と述べた。