ロシアのトップテニス選手2人、ウクライナでの戦争に反対表明
(CNN) 男子テニス世界ランキング1位のダニル・メドベージェフ選手と7位のアンドレイ・ルブレフ選手が今週、ロシアによるウクライナ侵攻に相次いで言及した。
昨年全米オープンを制したメドベージェフ選手は24日、メキシコでの試合に勝利後、ウクライナ情勢に言及。「望むのは平和だけ」「今この瞬間、テニスはそれほど重要ではない」と語った。
そのうえで「テニス選手であることで世界に平和を広めたい」と述べ、ジュニアやプロの選手として世界各地で転戦してきた経歴に触れた。
25日にはルブレフ選手も試合勝利後、カメラに「NO WAR PLEASE(お願いだから戦争はやめて)」と記して平和を訴えた。テニスでは試合後カメラのレンズに向けてフレーズを書くのが慣習になっている。
ルブレフ選手は前日のインタビューで自身の立場を説明し、「こういう時、自分の試合は重要ではないことを実感する」「世界が平和であること、何があっても互いを尊重し団結することがいかに重要かに気付く。地球とお互いを大切にする必要がある。それが最も重要なことだ」と語っていた。
ロシアによるウクライナ攻撃は24日に始まった。ロシア軍は陸海空から攻撃を実施し、現在は首都キエフを掌握する戦闘を行っている。