「ザ・バットマン」、北米初週の興収148億円 今年トップ

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「バットマン」の新作映画の初週の売り上げは推定1億2850万ドル(約148億円)と今年公開の映画としてはトップに立った/Jonathan Olley/© 2020 Warner Bros.

「バットマン」の新作映画の初週の売り上げは推定1億2850万ドル(約148億円)と今年公開の映画としてはトップに立った/Jonathan Olley/© 2020 Warner Bros.

ニューヨーク(CNN Business) スーパーヒーロー映画「バットマン」シリーズの最新作「THE BATMAN―ザ・バットマン―」がこの週末に北米で公開され、初週の興行収入は推定1億2850万ドル(約148億円)と、今年公開の作品でトップに立った。

業界の予測では1億ドル前後とみられていた。バットマンは1989年公開の第1弾以降、世界で興収の合計が50億ドルを超える人気シリーズ。その中でも最大級の初週成績となった。

米ワーナーブラザースの映画としては、過去1年間続いた動画配信サービス「HBOマックス」との同時公開から、劇場公開のみに切り替えた第1作。映画館業界全体にとっても、パンデミックで営業休止を繰り返した2年間を経て、ようやく正常化へ向かう一歩と位置付けられる。

上映時間は2時間56分と、歴代スーパーヒーロー映画で最長。しかも、暴力的で暗いトーンは必ずしもファミリー向けとはいえない。

それでも映画評論サイト「ロッテン・トマト」では満足度85%、実際に作品を見た観客による「シネマスコア」の評価もAマイナスという高評価を受け、多くの人が劇場に足を運んでいる。

今月中はほかに大きな競争相手もなく、同作品の興収は好調が続く見通し。大ヒットが予想されるソニー・ピクチャーズの「モービウス」は、来月1日に日米同時公開される。

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