ロシア軍、ミサイルを計600発発射 戦力の95%がウクライナ領内に
(CNN) ロシア軍は、ウクライナへの侵攻を開始して以降、計600発のミサイルを発射したことがわかった。米国の防衛当局幹部が6日明らかにした。同当局者によれば、ロシア軍が集結させた戦力のうち約95%がウクライナ領内に投入されたという。
ヘルソンとムィコラーイウで6日も戦闘が継続しているほか、ロシア軍は引き続き、首都キエフやハリコフ、チェルニヒウ、マリウポリを包囲しようとしている。
しかし、ウクライナ側の強い抵抗にあい、ロシア軍の進行速度は鈍化している。
キエフの北部に位置する、約64キロにおよぶロシア軍の車列に動きはなく、キエフとの距離にも変化はないという。このロシア軍は先週、キエフ中心部から約25キロに位置していた。
キエフ上空の制空権をめぐる争いは続いている。
同当局者によれば、ウクライナの人々は国内の大部分で依然として通信手段を持ち、インターネットやメディアにもアクセスできる状態とみられる。