ロシア選手、軍事侵攻支持の「Z」着けて表彰台に 国際体操連盟が非難
(CNN) 国際体操連盟(FIG)は、カタールのドーハで開かれた男子ワールドカップ(W杯)に出場したロシアのイワン・クリアク選手(20)について、「ショッキングな行為」があったとして批判した。
FIGは問題の行為の内容を明らかにしていない。しかしクリアク選手は「Z」の文字を自分のレオタードにテープで張って、ウクライナのイリア・コフトゥン選手と並んで表彰台に立っていた。コフトゥン選手は5日の平行棒で金、クリアク選手は銅メダルを獲得した。
ロシア体操連盟(FSGR)は、クリアク選手の行為がFIGのルール違反だったことを認めながらも、同選手の行為を支持すると表明した。
「Z」の文字が書かれた戦車。ドネツク州の分離派支配地域で撮影/Anadolu Agency/Getty Images
「Z」の文字はウクライナに侵攻したロシア軍の戦車や車両に表示され、ウクライナ侵攻支持の象徴になっていた。
SNSに投稿されたプロパガンダ動画には、ロシア支持者と思われる集団が「Z」の文字をあしらった服を着て、ロシア国旗を振る姿が映っている。